エアコン室内機の内部と製造年をチェックしましょう

賃貸物件を内見する際には、エアコンがあれば、エアコンの細部についてチェックすることが必要です。まず、エアコンの蓋を開けてフィルターの汚れ具合や傷みの程度を調べましょう。埃が付いてなくても、経年劣化のためネットが脆くなっているフィルターは、入居前に交換してもらわなければなりません。そして、排気口から内側を覗き、黒カビなどが付着していないか点検します。クリーニングが完了していれば、結露による黒カビ等は綺麗に除去されているはずです。

最も重要なポイントは、エアコンに記載された製造年です。エアコンの平均寿命は10年なので、それ以上経過した機器は使用中に壊れる可能性が高いでしょう。古いエアコンについても、交換できないか交渉しましょう。

室外機は排水溝や音のチェックが必要

エアコンチェックの際は、駆動音を聴くことも大切です。起動してみて異音や振動音がしたら、故障しやすい機器だと言えるでしょう。また、駆動中に排気口から埃や煙が出ないかチェックし、ついでに臭いも嗅いでみましょう。カビ臭いエアコンは、使用をおすすめできません。音に関しては、室外機のチェックも欠かせません。室内機が静かでも、室外機が異音を発する場合は要注意です。それから、排水溝のチェックも大切です。

室外機からは室内の空気から除去された水が排水溝に排出されますが、この排水溝に水が溜まったり、溜まった跡が見られたりしないか確認しましょう。排水溝の整備を怠る賃貸物件は、避けた方が良いです。それから、室外機の前が1メートル以上空けてあるかという点も見ておきましょう。室外機の前に遮蔽物があると、熱が上手く排出されず、冷房効果が下がってしまうのです。